ザガーロはグラクソスミスジャパンが開発した男性型脱毛症の治療薬で2015年9月28日に厚生省に認可され販売が開始されています。ザガーロは保険適応外で、医師の処方箋がないと購入できません。ザガーロを薬局で購入する際も処方箋が必要となります。最近では剛力彩芽さんがグラクソスミスクラインのCMで薄毛の男性に「大丈夫！」と励ましてくれているので見たことある方も多いかと思います。デュタステリドはヘアサイクルを乱す活性型の男性ホルモンのDHT（ジヒドロテストステロン）を作り出す酵素5αリダクターゼⅠ型、Ⅱ型を抑えることで髪の毛がしっかりと発育するサイクルを元通りにしてくれる薬剤です。成分名はデュタステリド0.5mgで、元は前立腺肥大症の薬剤として販売されていたものです。現にザガーロを発売しているグラクソスミスクラインからアボルブという商品名でデュタステリド製剤が以前から販売されておりAGA専門クリニックでは適応外だが同じ効果が得られるため処方されていました。ただし、デュタステリドが認められている国は日本と韓国だけなのです。今回はザガーロ（デュタステリド製剤）の発売状況についてユナイトクリニック池袋院のコラムでお話しましょう。
デュタステリドはアメリカやヨーロッパでは未認可
デュタステリドは日本で言う厚生省にあたるアメリカのFDA（アメリカ食品医薬品局）の認可はまだ通っていません。FDAは食品、医薬品、化粧品、医療機器、動物薬、たばこなどについての消費者が直接触れる機会のある製品について、その許可や医薬品の取り締まりを行なう機関です。
AGA薬として有名なフィナステリドは1997年に認可されており、何十年とAGAの新薬は認められていません。デュタステリドの認可は現状ではフェーズ3の段階のようです。フェーズについて少し説明いたします。
フェーズ1：人体の毒性の検査
フェーズ2：治療効果の試験
フェーズ3：投与量の適量試験
フェーズ3に入っているという発表が2014年のようなので2～3年経過した2017年時点での認可の情報はまだありませんでした。
アメリカで審査が遅れている
デュタステリドのアメリカでの認可が遅れている理由についてグラクソスミスクラインのHP上で説明されています。遅れている理由としてある訴訟が関係しているというのです。アメリカにおいてプロペシアを開発したメルク社に対して2014年に訴訟が起こっており、その理由として「前立腺がんと、性欲減退作用について十分に説明を受けなかった」という趣旨です。こういった訴訟が起こること自体訴訟大国アメリカの一部を垣間見る気がします。例えばマクドナルドのコーヒーが熱すぎたと訴えたり、猫を洗濯機で洗ったら亡くなってしまい、説明書には猫を洗濯してはいけませんと書いてなかったから訴えた。等々日本では考えられないようなことも訴訟になるのがアメリカという国です。
まず、前立腺がんについてですが薬剤が前立腺がんを引き起こすわけはではなく、フィナステリド製剤の服用によって前立腺がんのマーカーであるPSAが低く表示されることがあることがあるため、そういったことの説明不足について訴訟されているようです。ただこれに関しては健康診断時に服用している薬剤を知らせることは義務ですので説明不足を理由にするのはどうかな？と思いますね。性欲減退作用についてもかなり低い確率であることがわかっており、薬との因果関係もプラセボ郡と比較して優位に高いわけではないため、本当にデュタステリドの影響で性欲減退が認められたとは言いがたい部分もあります。そういった重箱の隅をつつくのがアメリカの訴訟といわれれば何も言うことがありませんが。。。とにかく、この訴訟が終わるまでデュタステリドの認可は厳しいという見方もあるようですので欧米での認可は道のりが長いと思われます。2002年に前立腺肥大の薬剤で販売されてから10万人以上未認可ながらも処方されているため実質AGA薬としての効果が世界で認められているということが何よりの証明かと思うのですが。。
ザガーロ、アボルブ、デュタステリドは同じ。ただ、本気で生やすなら。。。
なんやかんや、訴訟やら認可やら物騒な話はわからん、という方には簡単に説明します。ザガーロ、アボルブ、デュタステリドは、ズバリどれを飲んでも効果は同じ！ということです。どれを服用してもヘアサイクルを改善して抜け毛を防ぐ効果があり、副作用も同程度です。ただし、知っておいてほしいのはフィナステリド、デュタステリド製剤の効果として抜け毛を防ぐのがメインで髪の毛を増やす作用いわゆる発毛作用はありません。発毛作用を期待する場合はミノキシジルの服用が必須です。ミノキシジルは日本では未認可でアメリカでは認可されている薬剤です。ED（勃起不全）やPE（早漏治療）AGA（男性型脱毛症）ダイエット薬などの薬剤は元々はアメリカで始まって世界に広まりました。そのため未認可の薬剤が存在し自由診療のクリニックではしっかりとした手続きの元、処方が可能です。未認可であるから偽物では決してありません。当たり前ですが偽物を処方すると罰せられますので確実な流通ルートを持つ信頼のあるユナイトクリニック池袋院での処方をお勧め致します。
本気で生やすならAGA Medical Dr’s Select
AGA治療でザガーロやプロペシアまたはミノキシジルも検討している方にはAGA Medical Dr’s Selectをお勧めしております。98％以上の発毛効果があるユナイトクリニック独自の発毛に特化したセット商品です。髪の毛はしっかりした治療をすれば戻る可能性がありますので諦めないで下さい。AGA Medical Dr’s Selectは髪の写真を毎月撮影し、薬剤などの中身も変更が可能ですので患者様個々に合わせて治療することが可能です。他の自由診療に行くとわかるのですが薬を処方して、おしまい。であることが多く髪が増えたかどうか？についてフォローすることはありません。また、薬剤をオーダーメードすることもありません。AGA Medical Dr’s Selectは幅広い年代の方に処方しており、その効果も実証されています。HPの写真で確認できますので是非ご覧頂いてご検討お願いします。AGA Medical Dr’s Selectには日本皮膚科学会が推奨するAランクの薬剤に加え独自の髪に必要不可欠な成分もはいっており、さらにダメージケア用のシャンプーもセットなので毎日服用するだけでみるみるうちに自分の満足する状態になることも可能です。患者様からは「こんなに生えるとは思わなかった」「人生が変わった」「今度髪の毛を染めてみる」などの意見を多数いただいております。患者様の悩みに寄り添い、よりよい人生を送ってもらうためにユナイトクリニック各院は存在します。
