コラム

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2022.08.23

ロゲインの効果と副作用及び使い方・使用方法・通販・輸入代行

AGA治療薬・薄毛治療薬の外用剤ロゲインの頭頂部、生え際、前頭部等の効果を中心に、副作用、使用方法、通販・輸入代行等についてお話いたします。当院ではロゲイン5%(フォームタイプ)、ミノキシジルローション5%、ミノキシジルタブレット2.5mg,5mg,10mgの取り扱いをしております。

ロゲインとは

ロゲインはファイザー社が開発したAGA・薄毛治療薬で成分はミノキシジル(Minoxidil)です。世界40ヵ国以上でミノキシジル2%の液剤が一般用医薬品(OTC)として承認されており、さらにアメリカ、イギリスなど世界20ヵ国以上ではミノキシジル5%の液剤が、同じく一般用医薬品として承認されています。

ロゲインは日本のみOTC医薬品「リアップ」シリーズとして大正製薬から販売されています。日本以外の国で現在はジョンソン&ジョンソン社より「ロゲイン」として販売されています。

日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)では推奨度Aランクの薬剤でAGA・薄毛治療の標準的な薬剤です。ガイドラインでは5%を推奨しています。フォームタイプとムースタイプの製剤があり濃度も1%や2%のものから20%のものと様々です。ロゲイン女性も使用できますが女性は1%ロゲインが推奨されています。

ロゲイン (ローションタイプ)

日本では大正製薬の製品が1999年からOTC医薬品として「リアップ」シリーズとして「日本で唯一発毛効果が認められた医薬品と宣伝しています。ジェネリックが多くでている製剤で先発品は「ロゲイン」です。大正富山製薬の「リアップ」もジェネリックになります。1日2回頭皮に塗布します。1回1mlですが1mlで頭皮全体に行きわたる量になります。慣れるまでは液だれしてしまいますが慣れるとうまくできるようになります。ユナイトクリニックでは5%ミノキシジルローションの取り扱いをいたしております。

ロゲイン (フォームタイプ)

泡状になったロゲインです。整髪料のムースのような感じといったら伝わるでしょうか。ローションタイプと違い、液だれせず使いやすいのが特徴です。欠点は用量を測りながら使うことができないため、つけすぎてしまう方、頭皮にロゲインを塗布しないで髪の毛につけてしまう方(整髪料と同じようにしてしまう方)がいますのでご注意ください。ユナイトクリニックではロゲイン5%(フォームタイプ)の取り扱いをいたしております。

ミノキシジルクリーム (塗布タイプ)

日本ではほとんど見かけません。またロゲインには塗布タイプは存在しません。ジェネリックのポラリス社「ポラリスNR10」、ジェーンヘアー社「ミノキシジル5%クリーム」が塗布タイプのミノキシジル外用剤を製造・販売しているようですので日本ではこの2種類を個人輸入で購入しないと手に入らないと思います。ポラリス社の「ポラリスNR10」がミノキシジル濃度16%、ジェーンヘアー社の「ミノキシジル5%クリーム」がミノキシジル濃度5%です。

リアップジェット (スプレータイプ)

スプレータイプのミノキシジル外用剤です。大正富山製薬のリアップジェットが知られています。ジェットノズルで使いやすさはとても良いのですが、髪の毛が長い方だと薄毛の部分にスプレーされず薬剤が頭皮にとどかないためきちんと頭皮にスプレーするようにしてください。分け目が薄い方にはとても良いと思います。ミノキシジルは固まりやすくスプレーで高濃度の製剤にするのは難しいようです。リアップジェットはミノキシジル1%の製剤です。ロゲイン5%もジェットタイプもあるにはあるのですがローションタイプにスプレーノズルを装着するものです。

ミノキシジルタブレットとロゲインの併用について

ミノキシジルの外用剤には20%前後の濃度の製剤がありますが、外用剤よりも内服のほうがより発毛効果を認めます。また内服薬と外用剤は併用可能で強い発毛効果が認められますので強い発毛を希望される方には内服薬と外用剤の併用をお勧めします。

ロゲインの効果・効能

効能は「男性型脱毛症における発毛・育毛および脱毛の進行予防」となります。ロゲインは「ミノキシジル」を主成分としたAGA治療薬・薄毛・育毛治療薬です。発毛のメカニズムはミノキシジルの血管拡張作用により毛乳頭細胞や毛母細胞が活性化されて細胞分裂が促進し発毛を促進するといわれています。

(頭頂部)

ミノキシジルはつむじのあたり、頭頂部にはよく効果を発揮すると言われています。頭頂部の薄毛は自身では気付きにくく、知らない間に進行してしまうため注意が必要な箇所です。階段などで他人に認識されてしまいます。

頭頂部のAGA、薄毛は血流不良が大きな原因の一つで血流不足による毛母細胞が活性の低下、栄養不足によるもので、そのため血流改善効果のあるミノキシジルが有効です。ロゲイン等ミノキシジル製剤で治療する必要があります。

また栄養不足の改善に亜鉛摂取は効果的です。多くのメーカーが外用剤に亜鉛やビタミンやミネラルを配合させていますが血流が悪化している頭皮から経皮吸収は効率が悪いことが予想されます。亜鉛は毛母細胞を活性化させ髪の毛の細胞分裂を促し発毛・育毛を促進させますし、男性ホルモンDHT抑制効果も知られていますので頭頂部のAGA、薄毛治療には必須のミネラルです。体内から栄養を補給することも必要でしょう。

(生え際・M字)

生え際は遺伝的な素因や、男性ホルモンDHTの影響を強く受けている部位です。生え際とは額の両側からゆっくりと進行してく生え際の薄毛の事です。「M字はげ」など言われています。さらに薄毛が進行すると前頭部一部分だけ残してそり込み部分が繋がったり頭頂部の薄毛と結合したりします。

DHTの影響を受ける部位ですのでロゲインなどの外用剤も効果を認めますが少し弱めです。生え際に関してはフィナステリド製剤を併用する方がより発毛効果を期待できるので併用療法がお勧めです。また市販の育毛薬ではM字はげの方の発毛は困難だと思われますのでクリニックで治療することをお勧めいたします。

(前頭部)

前頭部のAGA・薄毛はアジア人に多いとされています。M字のAGA・薄毛と同様にミノキシジルの効果が出にくいとされています。前頭部は他の部位と比べて血流が悪いこと、男性ホルモンDHTの影響が多く出る場所であることが前頭部のAGA、薄毛の原因として知られています。M字同様生え際に関してはフィナステリド製剤を併用する方がより発毛効果を期待できるのは確かです。前頭部にもやはりフィナステリド製剤とミノキシジル製剤を使用したほうが発毛効果が高いでしょう。

同じAGA治療薬・薄毛・育毛治療薬のプロペシア(フィナステリド)は作用機序が異なり併用したほうがより発毛効果を高めることが知られています。2010年日本皮膚科学会は5%ロゲイン(ミノキシジル外用剤)とフィナステリドの治療を男性の標準療法としてガイドラインを作成しています。ロゲインはAGA治療薬・薄毛・育毛治療薬の基本となる薬剤です。

1%、2%のロゲインよりも5%ロゲインが発毛の効果が強く副作用の頻度が変わらないことが知られています。男性は1%、2%のロゲインよりも5%のロゲインを使いましょう。AGA治療薬・薄毛治療は継続治療が重要です。通常治療開始後6カ月~1年間で効果が確認できます。AGA治療(エージーエー・薄毛・育毛治療)は継続治療が重要ですので飲み忘れ、塗り忘れがないようにしてください。

また池袋・上野ユナイトクリニック東京各院で処方している強い発毛効果を持つ「AGA ドクターズカクテル」との併用も可能で、より強力に発毛を促すことができます。

通販や薬局で購入できるロゲインやリアップ、ポラリス等の種類

ローションタイプのロゲインやロゲインジェネリックを表にしました。添加物等の差はありますがミノキシジル外用剤でAGA・薄毛に対する効果はミノキシジル濃度が高いほど強くなります。

ロゲインをはじめとするミノキシジルローションはファイザー社のロゲイン、日本のリアップ、カークランド社のカークランド、ミノキシジルに他成分を含んだポラリス社のポラリスシリーズ、ジェーンヘアー社のジェーンヘアーシリーズ等があります。その他にスペクトラルDNC、アクビタス等があります。ミノキシジル以外の育毛成分を含んだものもありますが一部を表にしてみました。

ロゲインやロゲインジェネリックの種類
製剤名 製薬会社 ミノキシジル濃度
リアップ 大正製薬 1%
リアッププラス 大正製薬 1%
アクビタス2% アクビタスグループ 2%
アクビタス5% アクビタスグループ 5%
リアップx5 大正製薬 5%
ロゲイン5% ファイザー社 5%
カークランド カークランド社 5%
ポラリスNR07 ポラリス社 5%
ポラリスNR08 ポラリス社 5%
ポラリスNR09 ポラリス社 5%
ミノキシジル5%ローション ジェーンヘアー社 5%
ミノキシジル5%センシィティブローション ジェーンヘアー社 5%
ミノキシジル5%GAFFローション ジェーンヘアー社 5%
スペクトラルDNC DSラボラトリーズ 5%
ミノキシジル15%ローション ジェーンヘアー社 15%

この他にも数社がミノキシジル外用剤を製造・販売しております。

また以前ザンドロックス社の「ザンドロックス」(ミノキシジル濃度15%)という製剤がありました。現在では米国FDA(食品医薬品局)からザンドロックス社の製品すべてが未承認薬に指定され販売停止されておりますのでザンドロックスは市場には出回っていません。

ロゲインの通販における偽造品の問題点

ロゲイン(ミノキシジル外用剤)ポラリス、カークランドなどのAGA(薄毛・育毛)治療薬を受け取るには医師の処方箋で薬局から受け取るか院内処方で薬を受け取るかどちらかとなります。薬局にはOTC医薬品のリアップは置いてあると思いますが高値でロゲインなどは取り扱っていません。一般的には皮膚科やAGA専門クリニック・病院で院内処方されることになると思います。国内ではAGA治療薬の通販は禁止されており国内のクリニック・病院が診察なしに郵送することも違法です。

海外製AGA薬の個人輸入・通販に関しては認められております。但し、錠数の制限や本数の制限などがあります。ロゲインに関しては2か月に2本までとなります。24本発注しても2年間かけて同じ住所に郵送されてくることになります。また流通の際に偽造品が混入してくることが問題となります。インターネットでの個人輸入の際にはかなりの偽造品が混入するといわれています。きちんとした流通で海外薬剤を購入すればいいのですが個人ではきちんとした流通路をもつ輸入代行業者の選別は難しいのが実情です。非常に精巧にできているので見た目での判別は非常に難しいうえに内服・外用することで深刻な健康被害を引き起こすことがあるため危険です。

ロゲイン(ミノキシジルローション)の用法・用量

男性は5%のロゲインを1日2回 ローションであれば1回1mlを脱毛している頭皮に塗布します。池袋・上野ユナイトクリニック東京各院では「ミノキシジルローション5% 60ml」、「ロゲイン フォームタイプ」の取り扱いをしております。1本が1カ月分で60mlローションと1mlのスポイドがついております。スポイドで1mlを測量し脱毛している頭皮に塗布して頂きます。1mlで頭皮全体にいきわたらせることも可能ですので少し液だれする場合がありますが用量を計りながら計算立てて使用することができます。

(フォームタイプ5%の場合)

ロゲインフォームタイプは朝と晩の1日2回頭皮に塗付してください。夜に塗付する際はフォームが完全に乾いてから就寝します。

  1. キャップのはずし方:キャップの矢印とボトルの矢印を合わせて、キャップを引っ張ります。
  2. 髪が薄くなっている部分の髪を分けて、できるだけ頭皮が見えるようにしておきます。
  3. 温かい肌の上ではフォームがすぐに溶けることがあるため手が温かい方は冷たい水で手をすすいでからご使用ください。(フォームをつける前にしっかりと水分は取っておく。)
  4. 缶を逆さにして持ち、ノズルを押して指先にフォームを出す。1回の使用量はキャップの半分を超えないようにします。
  5. 脱毛部分に指先でフォームをつけ、頭皮をやさしくマッサージするようにフォームを刷り込みます。つけ終わったら手をよく洗ってください。
  6. 子供が悪戯しないよう、使用後はキャップをしっかりしめ、矢印をずらしてロックします。

使用中および使用直後は火器を避け、煙草も吸わないようにします。

(ローションタイプの場合)

必ず朝と晩の1日2回頭皮に塗付してください。セットにスポイトがついています。スポイトは特に薄毛が広がっている部分の頭皮用として使用します。

  1. スポイトをボトルに差し込んで1mlの溶液をスポイトで吸い取ります。
  2. 気になる頭皮の部分を十分広げて、ゆっくりと溶液が頭皮にいきわたるようにスポイトのつまみをおしてください。

ロゲイン(ミノキシジルローション)5%は日本皮膚科学会推奨度Aランクの薬剤です。

ロゲイン(ミノキシジルローション)5%は日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)では推奨度Aランクの薬剤でAGA・薄毛治療の標準的な薬剤です。

ロゲインの副作用

多毛症や頭皮のかゆみがよく知られています。そのほかニキビ、低血圧、不整脈、頭痛、目眩、動悸皮膚の紅潮、霞目、むくみ、体重増加等発疹などがあります。アロビックスもそうですが外用剤をお風呂上りすぐに使うと少し刺激が強く出ますのでご注意ください。

(1)多毛
ミノキシジルはAGA治療・薄毛治療薬ですので多毛はどうしても見られます。ミノキシジルは血管拡張作用により毛乳頭細胞や毛母細胞が活性化されて細胞分裂を促進し発毛を促進させます。

内服薬であるミノキシジルタブレットのほうが多毛を多く見かけます。ミノキシジルの外用剤はピンポイントに頭皮にのみ投与することができます。副作用とされている多毛ですがこのことでも発毛を実感する方が多く、副作用と言っていいのかといった感じです。

(2)血圧低下作用

元来ミノキシジルは降圧剤として開発されました。AGA治療の方に関しては血圧低下により頭痛やめまい、吐気などの症状が出る方がいます。高血圧で服用中の方やもともと血圧が低めの方で症状が出る場合があります。やはり外用剤より内服薬のほうで多く見かけられます。当院でロゲインの外用剤で治療中の方で血圧低下を訴える方はほとんどいません。服用してくるうちに慣れて来て症状を感じなくなる方が多いですが、持続する場合は服用時間をずらしてみたりするとよいでしょう。それでも改善しないときは減量を検討します。

(3)むくみ(浮腫)・体重増加

ユナイトクリニックでの対応しなければならないミノキシジルの副作用の頻度は0.5%、その方々の副作用はいずれも浮腫でした。眼瞼浮腫と顔面の軽度の浮腫、むくみ、顔面のはり感が見られました。体重増加もむくみによる水分貯留のためで同じ機序ですが全員がミノキシジルタブレット服用中の方でした。当院のロゲインで治療中の方の浮腫・体重増加例は0例です。ミノキシジルの血管拡張作用により浮腫が出現します。なんとなくむくんでいる感じがする程度であればミノキシジルタブレットを服用しながら様子見でかまいません。但し心不全などの心疾患がある方は直ちに服用を中止するようにしてください。ミノキシジルタブレットの場合、ロゲインも同様ですが一般的には浮腫はほとんどの場合休薬することで自然と治っていきます。また軽度以上の浮腫が出現した場合も利尿剤などを併用しながら服用することもできますし、休薬の後ミノキシジルの1日量を減量することで浮腫が見られなくなります。減量しても改善しないときは隔日投与等で服用を継続することが可能です。浮腫は服用し始めて数日で出現することが多いですので浮腫が見られたときは薬の服用を中断し、早めに当院を受診するようお願いいたします。(時間が空くと浮腫の程度がはっきりわからず、治療方針が立てられない場合がありますので早めの受診をお願いいたします。)

(4)頭皮のかゆみ

頭皮のかゆみはやはりロゲインによって見られる副作用です。ミノキシジルタブレットの服用でかゆみを訴える方は記憶にありません。どちらかというと塩化カルプロニウム製剤のフロジン液(アロビックス)で治療中の方が頭皮のかゆみやピリピリした感じを訴える方が多い印象です。フロジン液は刺激が強いのでお風呂上がりすぐに使うと頭皮のかゆみを訴える方がいらっしゃいます。ロゲインで同様の症状があれば風呂上がり少し経ってから塗布してください。

ロゲインの禁忌

  • 女性の方。
  • 18歳以下の方
  • 頭皮に赤み、炎症、感染症、ヒリヒリ感、痛みがある方。

*心臓疾患がある方がロゲイン使用時は医師に相談のうえ使用してください。

ユナイトクリニックでのロゲイン・ミノキシジルタブレット処方

「ロゲイン5% フォームタイプ」1本 「ミノキシジルローション5%」1本ユナイトクリニックで処方しております。ご自身のライフスタイルに合わせてフォームタイプかローションタイプのどちらか使いやすいものを選んでいただけます。なぜかわかりませんがローションの人気が高いようです。通常治療開始後6カ月~1年間で効果が確認できます。AGA治療は継続治療が重要ですので飲み忘れ、塗り忘れがないようにしてください。

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