コラム

コラム

2022.08.22

レビトラの効果と副作用

LEVITRA(れびとら・レビトラ)は、ED治療薬の中では即効性があることが特長の薬剤です。インターネット上には、レビトラの10mg錠や20mg錠の服用経験のある方が「副作用で頭痛が出た」、「頭痛薬と併用が可能なのか」などの体験談や感想を口コミサイトなどに投稿されている方もいらっしゃいます。今回はレビトラの効果や副作用についてお話しさせていただきます。

レビトラとは

レビトラは、世界で初めてED治療薬として認可されたバイアグラの次に承認を受けたED治療薬です。レビトラは、2003年に解熱鎮痛薬のアスピリンを開発したドイツに本社を置く、バイエル薬品が製造・販売をしていますが、「バイエル」「グラクソ・スミスクライン」「シェリング・プラウ」の3社によって共同開発された薬になります。日本国内では2004年に厚生労働省に認可され販売されました。レビトラの有効成分はバルデナフィルで、このバルデナフィルは水に溶けやすい性質をもっていて、バイアグラやシアリスにはない特徴です。そのため、ED治療薬の中で即効性がある薬としても有名です。また、バイアグラに比べると食事の影響は受けにくいとも言われていますが、あくまでも効果には個人差があり、その日の体調や精神状態などにもよりますので注意が必要です。

レビトラは、日本国内では5mg錠、10mg錠、20mg錠の容量があり、1日の極量は20mgとなります。

レビトラの効果

勃起のメカニズムは、性的刺激を受けると脳の中枢神経が興奮し神経を介し陰茎へ伝わり、一酸化窒素(NO)が分泌され、細胞内にサイクリックGMP(グアノシン一リン酸・cGMP)が生成されます。このサイクリックGMPは、血管を拡張させる作用があり、細胞内で増加すると陰茎の平滑筋が緩み陰茎動脈が拡張され海綿体へ大量の血液を送り込むことにより勃起が起こるのです。しかし、このサイクリックGMPが細胞内で増加したままですと勃起が収まらないため、性的興奮が収まるとサイクリックGMPの生成が止まり海綿体に多く分布するPDE-5(ホスホジエステラーゼ)という酵素がサイクリックGMPを分解することにより血管や平滑筋が収縮し勃起は収まるのです。ところが、このPDE-5が性交時などに増えすぎてしまとPDE-5の働きが強すぎ、「性交時の途中で中折れしてしまう」、「勃起しない」などのED(勃起不全)の原因になるのです。レビトラや他のED治療薬は、PDE-5の働きを阻害することにより血管を拡張させ勃起を促し補助する効果があります。

レビトラの服用方法

レビトラの主成分であるバルデナフィルは、水に溶けやすい水溶性の薬剤で個人差はありますが効果の発現が15~30分で現れますので、性行為の1時間程前には水やぬるま湯(白湯)で服用して下さい。また、食事やアルコールの影響はバイアグラほど受けにくいと言われていますが、受けないという訳ではありませんので誤解しないようにしましょう。食事の内容や過度の飲酒によっては効果が半減したり効果が得られないなどの原因になります。また、空腹時に服用した場合と食後に服用した場合では、効果の発現までの時間にも影響しますので、効果を最大限に得るには空腹時に服用することをお勧めいたします。

レビトラの1日の極量は20mgまでです。次の服用までには最低でも24時間の間隔を空けてから服用してください。また、ED治療薬は他のED治療薬とは併用禁忌薬ですので、レビトラやバイアグラ・シアリスのどれか一種類を服用した場合は、24時間後までは他のED治療薬の服用はできません。シアリスは30~36時間と長時間の持続効果がありますので、24時間以降も効果が持続しますが、24時間以降であれば他のED治療薬の服用は可能です。

レビトラの副作用

レビトラの主な副作用は、「頭痛」や「動悸」、「顔のほてり」、「鼻づまり」、「目の充血」がありバイアグラの副作用とあまり変わりはありません。また、このような主な副作用は服用した患者のほとんどの方が経験すると言われています。特に「頭痛」や「顔のほてり」は多くの方に発現するようです。レビトラや他のED治療薬には、血管拡張作用がありますので急な血行改善によることが原因だと考えられています。しかし、どれも性行為に支障のない程度の副作用であると言われていますので過度に心配する必要はないようです。そのため、「頭痛」や「鼻づまり」などの症状の発現により薬が効き始めた合図と考える方も多くいらっしゃいます。どうしても「頭痛」が気になるという方は、「頭痛薬」や「ロキソニン」などの痛み止めと併用することも問題ないとされていますので、併用することで軽減することも可能です。

また、極稀に発現することがある副作用に「光に過敏になる」、「色がいつもと違って見える」、「めまい」、「消化不良」、「下痢」、「筋肉痛」などの様々な症例が臨床試験で報告されています。しかし、発現率は「めまい」が1~10%未満の確率、視覚障害は1~0.1%未満とどれも高い数字ではありません。副作用は、レビトラが作用している時間に起こり、その後は徐々に治まります。時間が経っても副作用の症状が治まらない、重度の副作用の症状が現れたという場合は、速やかに医師に相談しましょう。

レビトラを服用できない方

・レビトラの服用経験があり、アレルギーを起こしたことがある方
・医師による性行為が不適当と診断された方
・低血圧(最大血圧が90mmHg以下)の方、また治療による管理のされていない高血圧(最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上)の方
・抗不整脈薬を現在使用している方
・硝酸剤を使用されている方
・重い肝障害のある方・腎障害のある方
・人工透析が必要な方
・最近6ヵ月以内に心筋梗塞や脳梗塞・脳出血を起こした方
・抗ウイルス薬(HIV治療薬)、抗真菌薬の内服薬を使用中の方
・網膜色素変性症(夜盲症)の方
・既婚者を除く未成年の方

上記に該当する方は、レビトラを服用することはできません。また、硝酸剤には内服薬の他に吸入薬、舌下錠、貼り薬、塗り薬、注射、スプレーなどもあり、レビトラとの併用はできません。このようにレビトラには、併用ができない薬や併用するのに注意が必要な薬などもありますので、一度医師に相談してから使用するようにしましょう。ユナイテッドクリニックでは、診察料は頂いておりませんので、一度ご相談にご来院ください。その際に服用中のお薬名が分かるようにして来ていただきますと診察のお時間もかかりません。

PAGE TOP
タップで電話発信します
082-568-0344
[月~土] 11:00~20:00 [日・祝] 10:00~17:00
(休診 15:00~15:30)
アクセスのご案内 診療の流れ 求人情報
ユナイテッドクリニック公式サイト
札幌ユナイテッドクリニック公式サイト
仙台ユナイテッドクリニック公式サイト
新宿南口ユナイテッドクリニック公式サイト
池袋ユナイトクリニック公式サイト
上野ユナイテッドクリニック公式サイト
新橋ユナイテッドクリニック公式サイト
ユナイテッドクリニック東京駅前院公式サイト
横浜ユナイトクリニック公式サイト
大宮ユナイテッドクリニック公式サイト
名古屋ユナイテッドクリニック公式サイト
栄ユナイテッドクリニック公式サイト
金沢ユニットクリニック公式サイト
ギガクリニック梅田院
ギガクリニックなんば院
天王寺ユナイテッドクリニック公式サイト
京都市場烏丸ユナイテッドクリニック公式サイト
岡山ユナイテッドクリニック公式サイト
広島ユナイテッドクリニック公式サイト
博多ユナイテッドクリニック公式サイト