レビトラ（Levitra）とは、バイエル製薬によって開発されたバイアグラ（Viagra）の次に登場したED治療薬です。日本では現在、5mg、10mg、20mgが販売されています。レビトラはバイアグラと同じ即効性タイプのED治療薬になります。
レビトラやバイアグラは、シアリス（Cialis）と違い、早漏改善効果も知られています。EDになると1/3の方に早漏が合併しやすく、早漏がちの方や早漏の方のED治療にはED薬と早漏治療薬ダポキセチンの併用が第一選択となります。今回は即効性の高いレビトラのジェネリック医薬品、個人輸入代行やネット通販についてのお話をさせていただきます。
レビトラジェネリック医薬品について
まずはレビトラジェネリック医薬品からご説明させていただきます。2020年6月に沢井製薬から、7月に東和薬品から国内正規レビトラジェネリックとしてバルデナフィル錠が発売開始されています。
主に製造特許と成分特許という2種類があり、先発品が出ると20年（医療用医薬品の場合は研究開発に要した期間のうち、治験に要した期間と新薬の承認審査に要した期間が「特許期間の延長」の対象となり、最長で5年間延長されるので、その場合は25年の期間が特許期間として認められている）は開発をした企業が独占して販売が出来るシステムです。
つまり、この期間内はジェネリック医薬品を作ることは出来ません。特許が満了を迎えると後発品製薬メーカーが厚生労働省に日本製ジェネリックの申請を出し、許可をされます。ジェネリックの許可基準は世界共通のため、海外のジェネリック医療品も正規品ならば先発品と同等の効果が得られます。そのため、海外のジェネリック製品も日本のジェネリック製品も同様の効果や薬剤の副作用は変わりません。
個人輸入代行・ネット通販について
薬剤の個人輸入代行・通販購入についてのご説明をさせていただきます。今現在、日本ではレビトラのジェネリック医薬品は一般流通はしていない為、海外製のジェネリック薬品を個人で購入をする場合は、通販での購入や個人輸入代行での購入になってしまいます。多くの通販サイトなどで売られている海外製ジェネリックED医療薬は、純正品と比べるとかなり格安で購入することが出来ます。
ですがこの2つはお勧めはできません。理由としては、ネット通販や個人輸入で出回っているジェネリックED治療薬の約6割ほどが偽物だとされているからです。偽物のジェネリックED治療薬は非常に精巧に作られており、明らかな偽物（レビトラのジェネリック等）以外は、素人では全く分からない状況です。こういった偽物のED治療薬の場合、健康被害のリスクも伴いかねません。
届いた治療薬の成分が全く別の成分の可能性もありますし、人体に有害な成分が含まれている場合もあるため、服用した際に副作用以外の違和感の感じた場合は、すぐに服用を中止しましょう。
実際に偽物の海外製ジェネリック治療薬を使用し健康被害が報告された例は日本でもあります。なので、値段が安いからと言って通販や個人輸入で注文されるよりも、きちんと専門医に相談し、病院で薬剤を処方してもらうようにしましょう。
処方実績No.1のED治療薬「バイアグラ」
ここまでレビトラについて説明させていただきましたが、レビトラとバイアグラはほとんど同じようなED治療薬で即効性タイプの薬になります。当院ではレビトラ、バイアグラ含め他のED治療薬のお取り扱いも御座います。
バイアグラは新しいED治療薬が出ていても未だ処方数で言えば世界で見ても最も処方されているほど人気なED治療薬です。皆様もED治療薬と言えばバイアグラと思われる方も多いと思いますし、どのED治療薬が良いか分からない方でも最も安心して選びやすいのがバイアグラなのだと思います。
シアリスはと比べるとマイルドな効き目ではありますが、30時間～36時間と長く効果が持続するので海外ではウィークエンドピルと呼ばれるほどです。その為自身のライフスタイルに合わせて服用が出来る為、こちらを選ばれる方も増えて来ています。
そしてバイアグラ・シアリス共に、ジェネリック医薬品が開発・販売されています。先発薬と比べても成分の含有量や容量は同じですし価格が抑えられていますので、ジェネリック医薬品の取り扱いがある場合はそちらで治療された方が良いでしょう。
